デフレ不況 日本銀行の大罪
タイトルはインパクトがあるというかルポルタージュ的な印象を受けるが、ご本人もおっしゃるとおり、この本は「平成大停滞と昭和恐慌」や「構造改革論の誤解」など、著者のこれまで書いてきた本のエッセンスが凝縮されているという印象。この本について批判する人たちは主に第1章に書かれていることを取り上げてモノを言っていることが多いように思うが、自分の場合はこの本全体の中では第1章はやはり導入部で、すっと読み進んでしまった。特に違和感を感じるようなこともなかった。
やはりこの本の中心になるのは昭和恐慌の分析、日本銀行の失敗の歴史、構造改革期の分析なんじゃないかなあ。で、それらを踏まえたリフレ政策のすすめじゃないかと感じた。
- 作者: 田中秀臣
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/05/07
- メディア: 単行本
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平成大停滞と昭和恐慌~プラクティカル経済学入門 (NHKブックス)
- 作者: 田中秀臣,安達誠司
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2003/08/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 野口旭,田中秀臣
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2001/12
- メディア: 単行本
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