平城京 全史解読

ナミビアで読み始め、ジンバブエの休日に読了。「平城京...」というタイトルだけど、「続日本記」に書かれていることを解説する本で、「続日本記 全史解読」でもよかったんじゃないかと思う*1

文武天皇の即位直前から桓武天皇長岡京遷都までの95年間。日本史の教科書や書籍で書かれていることよりも無一段詳細な奈良時代の移り変わりが書かれている。冒頭の部分で著者は正史であるにもかかわらず、「続日本記」には記載されていない史実があって、それを見るのが面白いと書いてあるのだが、全般的にちょっと冗長な感じで、「続日本記」に記載されている部分、そうでない部分をたどるのは難しかった。

平城京 全史解読 (学研新書)

平城京 全史解読 (学研新書)

*1:平城京」という言葉を入れた方が、読者が得られるということだろうか。このシリーズ、確かにちょっと軽めな本だという印象があるし。