数学ガールの秘密ノート 数列の広場

これまで読んできた「数学ガールの秘密ノート」シリーズと同じく、引き込まれる感じで数日で読み終えた。

単位円を使った「丸い三角関数」でなるほどなあと思ったが、この数列の広場もオセロゲームから数列の話に入っていて、すっと数列の世界に入っていける感じがした。高校生の頃は数学の中でもなんでこんなことをするのかなあと思っていた数列だが、今見ると、次に起こることを予測するとか、一般化して表現するという世界なんだよなあと。Σの扱いも、確かに逃げて意識を持っていたような気がする。

オセロから数列に入る1章は本当に数列の初級という感じだけれども、Σの計算を経た3章あたりからは一気に中級・上級レベルに引き上げられた感じ。極限の話も出てくる。でも、謎解きをする感覚で、ぐいぐい読み進められた。