決断力

どんな世界でも一度トップに立ってしまうと、その後、いろいろ難しいことになると思うけれど、それを越えて新しい世界を切り開いていく人は、やはり何か人とは違うものを持っていると思わせる本だった。
勝負に勝つこと(生活にもかかってくる)と新しい境地を切り開く(自分のモチベーションを高めることに繋がる)のバランスを保つことの重要さを感じた。現状をやりくりすることと将来のための投資を同時にしながら、バランスを取っていくのはことは、会社のような組織であれ、我々個人個人であれ、必要なことだ。
「自分にとって不要な情報を捨てる」ことの重要さを書いていることも目を引いた。今となっては「捨てる技術」が重要なことはいろいろなところで言われているが、羽生さんはきっと相当早い時点から、自分の中でそれを感じていたんだろうと思う。

決断力 (角川oneテーマ21)

決断力 (角川oneテーマ21)