2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

日本美術応援団 オトナの社会見学

以前、京都、オトナの修学旅行を読んでいたので、日本美術応援団の本はこれで2冊目。 鎌倉、長崎、奈良という街歩きと、博物館(東京大学総合研究博物館、東京国立博物館、聖徳祈念絵画館・根津美術館)、お寺(正福寺・増上寺)。それで異彩を放っているの…

相対性理論を楽しむ本

NHKの「100分 de 名著」で監修者の佐藤先生が相対性理論を解説する番組が連続で再放送になっていて、Kindleで手軽に入手できるこの本を手に取ってみた。相対性理論について初めて読んだのは中学校のとき「ニュートン」の特集だったと思う。それ以来、ずっと…

本の未来

8月16日に「青空文庫」創設者の富田倫生さんが亡くなった。 青空文庫の富田倫生さん 逝去: ポシブル堂書店からのお知らせ 富田さんを悼む - Togetter その日のうちにこの本が青空文庫に加えられ、ヤンゴンのホテルで「短く語る『本の未来』」ともども読んだ…

TPPでさらに強くなる日本

いつもの原田氏らしい、経済学を武器にすっぱりと問題を斬っているという印象を受ける著作。小気味よいが、斬られる方は痛いかもしれない。 最初に、TPPの議論に対して提示される10の批判に応え、その中から大きな批判である「毒素条項」と農業への影響につ…

解剖 アベノミクス

アベノミクスを肯定的に捉える本はいわゆる第一の矢「大胆な金融緩和」を中心にした書き方をしているものが多い*1が、この本では第二の矢「機動的な財政政策」、第三の矢「成長戦略」についてもかなり扱っていて、財政政策では財政再建と消費増税、第三の矢…