2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

星の王子さま

日曜日に買った池澤夏樹翻訳の「星の王子さま」を読了。通勤の電車の中で読んだせいか、あっさり読んでしまった感じ。やはり内藤訳や倉橋訳と比べてみたいと思う。 この本や倉橋訳が出るときに、「星の王子さま」という内藤訳で使われた退路つがそのまま使わ…

はじめて学ぶ金融論

この本は5章までは(少なくともっ私が学生だった10年ほど前の)ごく普通の金融論の本と同じような構成、中身だが、6章以下で「企業金融と資金調達」、「不良債権を考える」、「新しい金融行政」と、これまで日本の金融論のテキストでは手薄だった直接金融や…

ちゃんと話すための敬語の本

著者も書いているとおり、「正しい敬語の使い方を教える本」ではなくて、「正しい敬語の使い方を考える」ための本。本当に、敬語というものを材料に、思考の探検をしていく感じ。橋本治はいろいろな本を書いているけれども、いつも感じるのはこの「思考して…

人口減少の始まり?

全国の市区町村からの出生届や死亡届などに基づく人口動態統計(速報)で、日本の人口が今年1〜6月の半年間で3万1034人減ったことがわかったらしい。 厚生労働省: 人口動態統計速報(平成17年6月分) とうとう人口減少社会が始まるのか? これまで…

朝の散歩

今日は旧玉川上水緑道と水道道路を歩いてみる。水道道路と6号通りの交差するあたり に水道道路の説明があって、それによると水道道路は、旧玉川上水が普通の川のようであって、明治初年にコレラが流行ったために新たに作り直されたそうで、そのときに淀橋浄…

本当に女帝を認めてもいいのか

「女性天皇を認めてよいか」と一般の人に聞くと多くの人は「よい」と答えるけれども、十分な知識をもとにそのように答えてはいない。これまで125代の天皇の中には8人10代の女性天皇がいたけれども、あくまでも男系であって、それは結果的に「Y染色体」を維持…

八月十五日の神話

日本がポツダム宣言を受諾した日は1945年8月14日で、降伏文書に調印した日は1945年9月2日である。それなのに、玉音放送があった日である(だけ)の8月15日が終戦の日となっていった過程やその周辺にまつわる話を、新聞、ラジオ、教科書のメディアから分析し…

家族で花火

初めて子供たちと花火をする。家で家族と花火をするのなんて、もう20年以上の前のことではないだろうか? 横で見ていると服に火が燃え移りそうで怖かったが、子供たちは花火を楽しんだ様子。最初は線香花火をうまく持つことができずに(手が揺れるので、線香…

島原へ

朝から島原の知り合いのところへ行く。電車で大牟田へ。そこから連絡バスで三池港に行き、そこから高速船で島原に行ける。天神からでも2時間ほど、3000円弱で島原に着いてしまう。意外に近い。 今日は13日。帰省客が多いようで高速船はほぼ満員である。この…

あの戦争は何だったのか

なぜ太平洋太平洋戦争は始まったのか、この戦争は何を目的にしていたのか、なぜ一度始めた戦争を終わらせられなかったのかについて冷静に書かれている。 気になったのは、この本の「あの戦争」はあくまでも「太平洋戦争」であって、日中戦争とか、さらにいえ…

徳川将軍家十五代のカルテ

最近売れている新書の一つらしい。他の本を読んでいたのだが、この本に乗り換えて2日ほどで読んでしまった。徳川家の人々がどのような病気で亡くなったかということを文献や遺体の調査結果などから分析している。大樹寺の将軍の位牌のことは知っていたけれど…