はじめて学ぶ金融論

この本は5章までは(少なくともっ私が学生だった10年ほど前の)ごく普通の金融論の本と同じような構成、中身だが、6章以下で「企業金融と資金調達」、「不良債権を考える」、「新しい金融行政」と、これまで日本の金融論のテキストでは手薄だった直接金融や、最近(10年くらい)のトピックを扱っている。
最近のトピックを扱っているけれど、この本では、デフレ対策としての金融政策については言及されていない。やはり扱い方が難しいだろうか。

はじめて学ぶ金融論 (ちくま新書)

はじめて学ぶ金融論 (ちくま新書)