ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
多分「いま」のネット上の出来事を日本語でまとめたものとしては一番のものじゃないかと思う。しかもそれをこちら側の人向けに書くのはなかなかたやすいものではない。実際、この本を読んでも分からない人はたくさんいると思う。
インターネットの世界は、まだまだ「能動的」な世界だと思う。その能動的な世界で動いてる人たちは衆愚政治に陥ることなく、直接民私的な世界が成り立つんじゃないだろうか。TVとか、「与えられた民主主義」の中で受動的な人たちがノイズを出し、それが衆愚政治のようなものに繋がるんじゃないだろうか。
インターネットの中にも受身的なものは産まれつつあるんだろうが、Web 2.0の世界は能動的なものなんだろうと思う。だからこの本に書かれたような世界は、これからも同じ方向で進んでいくのだろうと思う。
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/02/07
- メディア: 新書
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