日はまた昇る
バブル経済崩壊後、日本は最初は問題の存在をないかのように振る舞い、その後小さな改革をこつこつと積み上げて、やっと復活してきた。この先はGDPの成長を遂げることは難しいけれど、一人当たりGDP(生産性)を着実に成長させていくことができるだろうというのが筆者のメッセージ。
中央公論の4月号に「日本は再びアジアの主役になる」という田中直毅との対談があった。この記事では日本と中国との関係をミョーに楽観的に書いているなあと思ったが、この本の中ではもう少し日中間の経済・政治のパワーバランスを現実的に扱っているように思った*1。
- 作者: ビル・エモット,吉田利子
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2006/01/31
- メディア: 単行本
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