あなたはコンピュータを理解していますか?

最後に筆者が書いているように、この本を読めばコンピュータのことが分かるのではなく、これからコンピュータのことを学び続けていくきっかけを作る本。その意図は見事に達成されているように思う。
1章の「データと情報は別物」、2章の「チャネル」の考え方に興味を引かれた。このような考えを作り上げた人たちは、これまでとは全く違った視点から世界を理解できただろう。
あと、本書の最後の「よい本を選ぶコツ」の「初めての分野はたくさんの文献にあたってみる」こと、「ちょっとしたヒント」の「自分の知っていることが自分の手に取っている本でどのように説明されているか」もこれからの本選びに参考にさせてもらおう。