そもそも株式会社とは
手軽に読める「会社は誰のものか」という話は、どちらかというと技術的・プラグマティズムなアプローチよりも、精神や心情に訴えるようなものが多かったように思うので、この本に書かれている主張は異彩を放つかもしれない。この分野の研究を経済学的にしている人からすれば当然のことかもしれないが。
日本やアメリカの企業経営のあり方を経済的に分析した本はこれまでも読んできたつもりだったが、この本に書かれている自話はずいぶん新鮮に感じる。この世界も世間知と専門知があるのかも知れない。
この本と同時に読んでいたファイナンス関係の本も合わせて、自分はこういう企業経済的なことをあまり知らなかったなあと感じた。
- 作者: 岩田規久男
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/03
- メディア: 新書
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