情報革命バブルの崩壊

原稿自体は長いスパンで考えたことを書いていたのだろうが、この数ヵ月で一気に形になってきたものもあるんじゃないだろうか?特に広告に依存するビジネスモデルは急激に駄目さを露呈してきているような気がする。一方で、今回の経済危機を気にネット上の経済に関する子十からの情報発信は急速に質・量ともに充実してきているように見える。崩壊しつつあるのは、ビジネスとしての情報を発信することなのかなと思う。
一方で、インフラコストの負担はビジネス、個人の情報発信の両方に関わること。個人の利用でも定額で使い放題というのは限界が来るのかも知れない。扱う(発信・受信)情報のボリュームに応じた負担が必要になってくるのかも知れない。多分これから数年の経済状況の中で利用と負担の新しいルールが決まってくるんだろう。そのルール作りに関わることの重大さを語るのがこの本であって、必ずしも情報産業をネガティブに語るだけの本ではない。

情報革命バブルの崩壊 (文春新書)

情報革命バブルの崩壊 (文春新書)