強欲資本主義ウォール街の自爆
今回の通貨危機で「投資銀行は死んだ」という話もあったが、死んだのは自己資金勘定で「手張り」をする投資銀行やヘッジファンドで、それがたまたまバーゼル合意から外れていたということかも知れない。企業の成長を助けることに徹した投資銀行(大きくなることとは違う方向に向かった投資銀行)はこれからも行き続けるんだろうと思った。
6章以降はちょっと行き過ぎているところもあるんじゃ...と感じたが、今回の経済危機が収まって本格的な金融のルールの再構築を行う時、どこまで規制をかけるかというのは難しいと思わせる本でもあった。
投資銀行について、似たような話を見つけた。
- 作者: 神谷秀樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/10/17
- メディア: 新書
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