電子書籍の衝撃

先日購入した電子書籍の衝撃、はじめて電子書籍の形で一冊の本を読み終えた。本書のキーワードは「アンビエント」化とコンテクスト。日本の出版文化や一歩先にデジタル化が始まった音楽業界を見ながら、出版文化がどのような方向に進むかを占っている。坂本龍一が「音楽の本当の値段が分からない」ということを言っていたが、本にもそういう思いを持つ時間が迫っているように思う。そのなかで創造活動をする人たちがその創造活動だけで食べていくことができるのかどうか。個人的には創造活動をする人たちとそれを支える編集者の人たちが食べていけるような世界ができて来ればいいと思うのだが。

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)

電子書籍の衝撃 本はいかに崩壊し、いかに復活するか? - ディスカヴァー デジタルブックストア