いちから聞きたい放射線のほんとう

4月の最初の週末に実家に帰る時の道中の新幹線や実家で読んだ本。
菊池先生を知ったのはシノドスの記事や、「もうダマされないための「科学」講義」を通じてだったろうか。Twitterのアカウントもフォローし、この本のこともたびたび触れられていたので、海外出張から帰国するタイミングで入手。
普通の人が原発事故後のこと、放射線のことを知るためにはこれくらいの分かりやすさの本が必要だったんだよなと改めて思う。そういうレベルで普通の人に情報が行き渡ることが難しいとしても、原発事故・放射線のことを情報発信する人がこれくらいのことを前提に情報発信していたら、無用な情報の混乱もなかったのかもしれない。でも福島第一原子力発電所の事故があって、ある程度時間が経過したからでき上がった本でもある。今からでも遅くない。こういう本の知識の上に立ってこれからの原発事故で影響を受けている地域のこと、これからの原子力発電との付き合い方を考えていかないと。