数学ガールの秘密ノート ベクトルの真実

11月に入ってから読み始め、一週間ほどで読み終えた。高校生の時にベクトルを習った時には、文系だったということもあって何に使うのかなあと思った記憶がある。大学で経済学部に入って以降、今に至るまで産業連関分析で経済効果を計算する、という時に逆行列を計算するが、それもベクトルのお隣の行列の世界。

今回この本を読んで、改めて概念をきちんと理解していなかったのかなあと思ったことがある。「ベクトルは始点と終点が大事なのであって、途中はどうでもいい」とか、「ベクトルを直線の矢印で表すのはわかりやすいけれど、それは一面的な見方」とか。

それから、円に接する直線の方程式の求め方。当時は何となく機械的に理解して解いていたけれど、意味を理解していなかったなあと。