「お受験」の内側

1999年の「お受験殺人」の時に書かれた本らしい。あの頃はまだ想像できない世界だったが、いつの間にか自分も幼稚園児の親になった。「お受験」をさせようという気はないけれど、お受験のことを何も知らないのにそれを拒否することはいけないという家人の勧めでこの本を読んだ。
この本に書かれていることのほとんどには賛成できる。やはり「お受験」で問題になるのは経済でいうバブルの部分のような「本質的でない」部分だろう。親の見栄とか受験対策一辺倒になるとか。
でもやっぱりエスカレータでなくて、18歳くらいで大学受験にがむしゃらに頑張るというのは必要なことだと思う。それから私立小学校の「見学の精神」っていうのがそれほど重視されているのかどうかはどうなんだろうと思う。