ヒューマン2.0 web新時代の働き方(かもしれない)

Web2.0に関連して人の暮らしがどう変わるかを書いた本なのかなあと思ったら、シリコンバレーのライフスタイルを書いた本だった。かといって我々の暮らしに全く関係ない訳ではなく、産業が知識集約的なものにますますシフトしていくだろう日本においても現れるだろう(仕事も含めた)ライフスタイルの変化の「兆し」を感じることができる。
私自身の仕事はIT系じゃないけれども比較的近い立場にあるのでここに書かれている「いつでも、どこでも」的な仕事の方法はすでに実践している。最近、出向先の(もうちょっと日本的な)企業からもとの会社に戻ったので、この先ますますその傾向が強くなるだろう。リスクに耐えられる仕組みづくりを考えておかないとなあとこの本を読んで思う。
もし自分が5年、10年若くて、大学時代にインターネットをツールとして活用する環境にあったら*1、きっと違う仕事をしていたんだろうなあと思うが、ライフスタイル自体はあまり変わらなかったかもしれない。

ヒューマン2.0―web新時代の働き方(かもしれない) (朝日新書)

ヒューマン2.0―web新時代の働き方(かもしれない) (朝日新書)

*1:それでも、大学・大学院時代には周りの学生以上にその息吹を感じる環境にはあったが。