フューチャリスト宣言

近い考えを持った二人の対談なので、読む側もあまり緊張感を持つことなく読み進んでしまうと言えるかもしれないが、近い考え方を持つ二人が語ることにより、その近い考えが表現できたのかもしれないと感じた。
その考えは、「おわりに」に書かれている。

同時代の常識を鵜呑みにせず、冷徹で客観的な「未来を見据える目」を持って未来像を描き、その未来像を信じて果敢に行動すること

価値観が定まらない中で生きるのは一見苦しそうに見えるのだが、やはりそれを楽しむところまで行かないといけないのだろうか。
一方で、書評 - フューチャリスト宣言:404 Blog Not Foundに書かれているように、近い考えを持たない人たちとの対話はどんなものになるんだろう。対話は成り立つんだろうか。

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)