「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い

ドーハから日本に戻ってくる間にザザッと読んでしまった。最初は、「アンケートや統計の数字の見方に持っていくのかな」と思っていたが、会計だけでビジネスは語れない、会計と非会計の世界の両方を解決する方策を考えるのが経営者の仕事だという、著者の持つビジネス観の方に連れていかれた。筆者のこれまでの3冊の新書の中で、最も印象に残る、手許に残しておきたい本になったように思う。