プライマリーバランス

朝日新聞の記事。

内閣府は、政府が財政再建の目標にする11年度の財政見通しを大幅に下方修正する方針を固めた。国と地方を合わせた基礎的財政収支の赤字幅を従来見通しの名目国内総生産(GDP)比0.1%から0.7%程度に広げる。金額では7千億円から3兆円台後半〜4兆円前後に膨らむ。

 下方修正の原因は景気の減速だ。米経済の悪化や原油・原材料の高騰を受け、内閣府はGDP成長率の予想を08年度は実質1.3%、名目0.3%。09年度も実質1.6%、名目1.7%と、今年1月時点の見通しより低めにした。これに伴って税収見込みも減り、赤字幅が増える。

いつの間にかプライマリーバランスGDP比0.1パーセントまで減っていたというのは意外。景気の減速で0.6%悪化するのであれば、逆に景気の回復が起こればプライマリーバランスゼロ、もしくはプラスも難しいことではないんだと改めて思う。