タイのここ10年の経済成長

World Development Indicators 2007を使って、1996年から2005年のタイの経済成長を見てみる。

GDP成長率は2003年に7.0%、2004年に6.2%を記録しているが、だいたい4%後半から5%という感じ。2006年は5.1%、2007年は4.8%で、今年の見込みも4.5%くらい。産業別の経済成長寄与を見ると製造業とサービス業の寄与がそれぞれ2%で、成熟期にあるように見える。
一方、需要面はアジア通貨危機前は純輸出がマイナスだったが、それ以降はずっとプラスになっている。総需要に占める固定資本形成のシェアは純輸出がプラスになった分減ってしまいそれがGDP成長率の減速にも影響したように見えるが、増加傾向にある。その分純輸出のシェアは減ってきている。家計と一般政府の消費は安定している。

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