組織を強くする技術の使い方

この本を読んでいる中で(いい意味で)引っかかった部分は、

  • 技術を受け入れる側になって技術を伝える
  • 技術を伝えていく際に、全体の中での自分の役割を認識させるということが重要
  • 共有知と個人知の概念(共有知は個人知のANDではなく、個人知のORであると認識すべき、そのための情報共有システムの構築や個人のグレード・アップが必要)
  • 暗黙知の表出の重要性(裏図面の話、結論だけでなく、思考過程をどんな風に記録するかが重要)

ということ。著者のようなエンジニアが技術の伝え方を突き詰めて考えていくと経営組織論とも接点が出てくるというのは、当たり前かも知れないが興味深い。

組織を強くする技術の伝え方 (講談社現代新書)

組織を強くする技術の伝え方 (講談社現代新書)