バングラデシュ経済

今日で休みも3日目。退屈になってきたのでバングラデシュの経済状況をまとめておく。
IMFのWorld Economic Outlook Databaseを見ると、1990年代に入ってからのバングラデシュ経済は、4%から6%のレンジの成長率を記録している。90年代には4%から6%からじわじわと成長率が上がった時期があったが、2001、2002年そして2007年(予測値)に落ち込んでいる。なかなか6%から上に行けない感じ。
CPIのデータは90年代は上下動が激しくちょっと信頼性が薄そうだが、2000年以降はインフレが加速し、現在年率8%くらい。このインフレが今年の経済成長減速の要因の一つだろう。
経常収支のGDPに対する比率を見ると、1990年の3パーセント台から徐々に回復して、2005年以降はプラスに転じている。最近の縫製のブームや海外送金が貢献しているのかも知れない。

一方、世界銀行のWorld Development Indicators 2007で最近の経済成長に対する各産業の寄与を見ると、全体の半分はサービス業、あとは農業、製造業、製造業以外の2次産業が1パーセント前後せ分け合う感じ。最近は、中国からの移転や中東の経済ブームによって縫製産業が発展しているように言われているが、2005年にちょっと大きくなっているように見える製造業がもっと大きくなっているんだろうか。

二つのグラフの元データはここ