経団連の移民受け入れ論

毎日.jpより。

経団連:移民受け入れ提言…人口減対策 定住前提に

 日本経団連少子高齢化に伴う人口減少対策として、定住移民の受け入れを提言する。労働力不足や内需の縮小などが、日本の経済社会を不安定にする恐れがあると判断して「期間を限定した外国人労働者の受け入れ」という従来の方針を転換、14日に発表する。だが、移民については労働条件の悪化や治安の悪化につながるとの反発も強く、提言が論議を呼ぶのは必至だ。
(中略)
 提言は移民促進のための法整備や担当相の設置の必要性に言及するとともに、定住後も行政と地域、企業が連携し、日本語教育の充実、社会保障制度の適用を進めることを盛り込む。移民には反対も根強いことから、経団連は提言を議論のたたき台に国民の合意形成につなげたい考えだ。【後藤逸郎】

これがその提言。人口減少に対して移民受け入れ以外の方策も挙げられてはいるが、やはり移民受け入れが一番強調されているように感じる。
以前、国連のどこかの機関が「日本が現行の社会保障制度を維持するためには年間3038万人の移民受け入れが必要」という発表をしたこともあったと思うが、やっぱり今の日本にはそんな多数の移民を受け入れる素地はないと思う。こういうコストについても考えないと。

(追記)
国連の報告書は2001年に発表されたこれみたい。