ドバイの印象
実際にドバイに行ってみての印象は、「街自体がテーマパークなんだな」ということ*1と、「思ったほどではない」という感じだった。テーマパークなので、とにかく目を引くためにビルの高さが1キロ、2.5キロになったり、ポンポン人工島の計画が出てくる*2んだと思う。
ただ、こういうテーマパークの維持は常に新しいアトラクションとコンテンツソフトの更新が必要で、資金はあったとしてもアイデアが枯渇したときは苦しいかも。あと、施設なんかのハードウェアの更新も頻繁にして、きれいにしておかないといけない*3。そういう意味ですごくコストのかかるシステムだと思う。
一方で、最近の金融危機の影響はどれくらいあるのかよく分からない。株価や不動産価格は下がってきているんだが、中東のオイル・ガスの資金はGCC内で投資されている比率が大きいらしいし、今動いているプロジェクトが途中で止まるようなことはないんじゃないかと思うんだけど...。
一方で、ドーハのWest Bayのように無茶に高層のビルを1ヵ所に集め利ようなことはしておらず*4、それなりに都市計画に沿った街作りをしているように見える。それでも公共交通の不足が大きな問題だ*5。
あと、ドバイも含め、中東のこのような都市の開発の裏にはインドやアジアからのワーカーがいることを忘れてはいけない。