平成20年7〜9月国民所得統計一次速報

economy

7月から9月の四半期GDPの一次速報が発表になった。

2008年7〜9月期の実質ＧＤＰ（国内総生産・2000暦年連鎖価格）の成長率は、▲0.1％（年率▲0.4％）となった。また、名目ＧＤＰの成長率は、▲0.5％（年率▲2.1％）となった。

内外需別の寄与度を見ると、内需は0.1%のプラス、外需は-0.2%のマイナス。4〜6月期は内需は-0.9%、外需はプラスマイナスゼロだから内需は持ち直している。一方で外需はマイナス要因として定着しつつあるという感じだろうか。
内需の寄与をもう一段細かく見ると、前期マイナスだった家計消費支出（0.3%）と住宅支出（4.0%）は回復、一方で民間企業設備（-1.7%）はマイナス幅が拡大し、内需の引き下げ要因になっている。
GDPデフレーターは-1.6%で、4〜6月期と変わらず。
2007年度のGDPは、実質成長率が1.7%、名目成長率が0.7%、GDPデフレーターは-1.0%。