ラーメン屋vs.マクドナルド

最初は米国駐在勤務経験の人が書いた米国と日本の文化論のようなエッセーかなと思ったが、さにあらず。きちんと経済学思考のスパイスがかかっていた。特に第4章(家計の資産選択行動を住宅とか富の配分で考える)、第5章(アメリカの保守について)、第6章(顧客のセグメント化と所得格差について)は面白く、なるほどと思わせることが多かった。経済学と経済を結びつける本の一つだと思う。

ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層 (新潮新書)

ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層 (新潮新書)