Global Economic Prospects 2009
世界銀行の「Global Economic Prospects 2009」が発表になっている。
- 世界の経済成長率は、2008年には2.5%、2009年には0.9%となると予測
- 2007年には7.9%であった途上国の成長率は2009年は4.5%に減速し、高所得国はマイナス成長に転じる
- 2009年の世界の貿易量は2.1%低下し、途上国の輸出は大きく減少する
- 投資は、先進国で1.3%下落し、途上国ではわずか3.5%(2007年は13%)の伸びにとどまる
- 世界的に経済成長が失速したため、概ね全ての一次産品価格は7月以降大幅に下落している
- 途上国の食糧・燃料の実質価格も大きく低下したが1990年代と比べるとまだ高い。全体として、食糧・燃料価格の高騰により途上国の消費者は約6,800億ドルの支出増を強いられ、1億3,000万〜1億5500万人が新たに貧困状態に陥った
- 来年、石油価格はバレル当たり平均約75ドルと見込まれ、世界の食糧価格は2008年の平均価格から23%低下すると予測
- Global Slump Hits Developing Countries As Credit Squeeze Impedes Growth and Trade; Tensions in Commodity Markets Ease
- 途上国経済は来年減速、商品価格ブームは終焉へ=世界銀行 - Reuters
- World Bank predicts global gloom - BBC NEWS
追記
GEP 2009を受けて、IMF SurveyにもCommodity Price低下に関する記事が載った。