政策金利引き下げ

新幹線内のニュースでは「政策金利は引き下げず」というテロップが流れていて「信じられな〜い!」と思っていたが、0.1パーセントに引き下げとのこと。加えて、CPの買い取り、長期国債の買い入れのペース増加などするらしい。

ただ、記者会見でこんなことを言ってしまっていては、マーケットは混乱するんじゃないだろうか?

今回の措置はかつて取った量的緩和政策とは異なり、ベースマネーの拡張により景気刺激を狙うという考え方の政策委員はいなかったと述べた。

また今回の措置はかつて取った量的緩和政策のように量をターゲットにしたり、流動供給による景気刺激効果を狙ったものとは異なると強調。あくまでも市場安定や企業金融円滑化のために流動性供給を行った結果として当座預金が増加したものであり、量をターゲットとする政策とは一線を画した点を確認した。

あと、

0.1%という政策金利では「さすがに市場機能が一部で低下することが起こるかもしれない」との見方を示し、「金融取引コストや手数料をカバーするには、プラス金利を残すことはぎりぎり市場機能や取引のインセンティブは残ると思う」と述べ、ゼロ金利への移行には消極的な姿勢を示した。

と言うことだが、市場機能の低下は金融取引コストや手数料以上に、信用の低下が大きな原因だと思うんだけど。日銀は日本経済を見ず、金融業界だけ見て政策を立案し、実行すると言うことか...。この考え、id:Baatarismさんと繋がっていると思う。