11月経済統計速報

11月の消費者物価指数速報と鉱工業生産指数速報が出た。

11月消費者物価指数速報

  1. 1総合指数は平成17年を100として101.7となり,前月比は0.9%の下落。前年同月比は1.0%の上昇となった。
  2. 2生鮮食品を除く総合指数は101.6となり,前月比は0.8%の下落。前年同月比は1.0%の上昇となった。
  3. 3食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は99.5となり,前月比は0.2%の下落。前年同月と同水準となった。

コアCPIは前年同月比1.0%の上昇、コアコアCPIは前年同月比から変化なし。ともに前年同月比マイナスに落ち込む可能性も出てきた。

11月分鉱工業生産指数

急速に低下している鉱工業生産

  1. 1今月は、生産、出荷が低下、在庫、在庫率は上昇であった。
  2. 2製造工業生産予測調査によると、12月、1月とも低下を予測している。
  3. 3総じてみれば、生産は急速に低下している。

鉱工業生産指数は94.0で、前月比8.1%の低下。指数の水準は2003年8月の92.3以来の低水準。8.1%の低下は、1953年2月以来、過去最大の下落幅。普通乗用車、トラックの生産低下が大きいようだ。