経済指標各種

2月最後の平日ということで、今日も経済指標各種の発表があった。

1月鉱工業生産指数

生産・出荷・在庫指数速報 平成21年1月分 - 経済産業省

急速に低下している鉱工業生産

  • 今月は、生産、出荷、在庫が低下、在庫率は上昇であった。
  • 製造工業生産予測調査によると、2月低下の後、3月は上昇を予測している。
  • 総じてみれば、生産は急速に低下している。

生産指数(76.0)は、前月比マイナス10.0パーセントの低下で4ヵ月連続の低下、前年同月比マイナス30.8パーセントの低下。生産の低下に寄与した業種は、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、一般機械工業等すべての業種。
出荷指数(76.1)は前月比マイナス11.4パーセントの低下で4ヵ月連続の低下、前年同月比マイナス31.6パーセントの低下。出荷の低下に寄与した業種は、輸送機械工業、一般機械工業、電子部品・デバイス工業等。
製造工業生産予測調査では、3月の生産はプラスの予想となっている。来月は反転するだろうか。

1月消費者物価指数

平成17年基準消費者物価指数 全国平成21年1月分

概況

  1. 総合指数は平成17年を100として100.7となり,前月比は0.6%の下落。前年同月と同水準となった。
  2. 生鮮食品を除く総合指数は100.5となり,前月比は0.6%の下落。前年同月と同水準となった。
  3. 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は98.7となり,前月比は0.8%の下落。前年同月比は0.2%の下落となった。

総合指数、コア指数、コアコア指数ともに前月比で微減(0.6%、0.6%、0.8%)、前年同月比で同水準か微減(0%、0%、0.2%)。コアコア指数が前同月比でマイナスになるのは昨年5月以来。

1月失業率

労働力調査(速報)平成21年1月分(基本集計)

  • 1月の就業者数は6292万人と1年前に比べ29万人減少。ただし,前月に比べ減少幅は縮小
  • 1月の完全失業者数は277万人と,勤め先や事業の都合による者が増加したことから,1年前に比べ21万人増加
  • 1月の完全失業率は季節調整値で4.1%となり,前月に比べ0.2ポイント低下

先月と同じく、就業者数の減少以上に完全失業者数の増加が少なく、労働市場から撤退してしまった人がいるために完全失業率は低下。