世銀「世界経済見通し」改定値

世界銀行が昨年11月に出した「世界経済見通し」の改定値を出している。

本日発表された「世界経済見通し」の改定値では、本年の世界全体の成長率はマイナス1.7%と、第二次世界大戦以来初めて世界経済が縮小するとしている。GDPOECD諸国で3%、他の高所得国で2%縮小する見込みである。

とのことで、IMFに引き続き、世界銀行も世界全体でのマイナス成長を予測している。
各地域・主要国の成長はこのような感じ。

地域・国 2008 2009 2010
世界 1.9% -1.7% 2.3%
先進国 0.8% -2.9% 1.6%
日本 -0.7% -5.3% 1.5%
欧州 0.7% -2.7% 0.9%
米国 1.1% -2.4% 2.0%
アジア・太平洋 8.0% 5.3% 6.6%
中国 9.0% 6.5% 7.5%
欧州・中央アジア 4.2% -2.0% 1.5%
ロシア 5.6% -4.5% 0.0%
ラテンアメリカ・カリブ 4.3% -0.6% 2.2%
ブラジル 5.1% 0.5% 3.2%
中東・北アフリカ 5.5% 3.3% 4.3%
南アジア 5.6% 3.7% 6.2%
インド 5.5% 4.0% 7.0%
サブサハラアフリカ 4.9% 2.4% 4.1%

相変わらず、日本の落ち込みが際だっている。その他に目立つのはロシアか。