白州次郎 占領を背負った男 下

上巻を旅先で一気に読んでしまい、続きを早く読みたかったので、昨日と今日で下巻も一気に読んでしまった。
上巻から続くGHQの民政局との厳しいやり取り、通産省の創設、東北電力水力発電所開発、講和条約など。講和条約を結ぶ時にもこんな緊張があったというのは知らなかった。
上巻・下巻を通じて一人の人間をちょっと持ち上げ過ぎかなあとも思うが、一人の人間の評伝なのだからこんなものなのかも知れない。著者のこの本を書くきっかけが兵庫県三田市郷土史家で...というのも面白かった。

白洲次郎 占領を背負った男 下 (講談社文庫)

白洲次郎 占領を背負った男 下 (講談社文庫)