金融資本主義を超えて 僕のハーバードMBA留学記

単行本の時のタイトルは、「ハーバードMBA留学記」だった。これが主題が「金融資本主義を超えて」になり、「ずいぶん大げさなタイトルだなあ」と思いながら読み始めたが、大げさではなかった。
「リーダーシップと組織行動論」とか、entrepreneurshipとか、伝えにくいものをカリキュラム化して学生に伝え、考えさせようとするビジネススクールのことと同時に、金融資本よりも社会起業に関心をもつ学生、著者の自分の確立など、いろんなものが見えてくる、中身の濃い本だった。
自分とほぼ同姓同名の友人*1が今どうなっているだろうと思った。

金融資本主義を超えて―僕のハーバードMBA留学記 (文春文庫)

金融資本主義を超えて―僕のハーバードMBA留学記 (文春文庫)

*1:BCGに行き、Appleに入り、その後留学したはず。