2009年10-12月期GDP速報

内閣府から2009年10−12月期のGDP速報が発表になった。
平成21年 10-12月期四半期別GDP速報(1次速報値)I. 国内総生産(支出側)及び各需要項目
平成21年 10-12月期四半期別GDP速報(1次速報値)II. 形態別国内家計最終消費支出、財貨・サービス別の輸出入
平成21年 10-12月期四半期別GDP速報(1次速報値)III. 1次速報から2次速報への主な改定要因
平成21年 10-12月期四半期別GDP速報(1次速報値)IV. その他の留意事項
季節調整用ARIMAモデル設定一覧

2009年10-12月期の実質GDP国内総生産・2000暦年連鎖価格)の成長率は、1.1% (年率4.6%)となった。また、名目GDPの成長率は、0.2%(年率0.9%)となった。

GDP成長率のうち、どの需要がGDPをどれだけ増加させたかを示す寄与度でみると、実質は国内需要内需)が0.6%、財貨・サービスの純輸出(輸出-輸入)が 0.5% となった。また、名目は国内需要(内需)が▲0.3%、財貨・サービスの純輸出(輸出- 輸入)が0.5%となった。

もうちょっと細かく需要項目の寄与度を見るとこのような感じ。

輸出(0.7%)と民間最終消費支出(0.4%)が比較的大きなプラス要因。あとは大きなプラス要因はないが、マイナス要因が民間住宅(-0.1%)、公的固定資本形成(-0.1%)、輸入(-0.2%)だけになっている。
2009年全体では、実質GDP成長率はマイナス5.0%、名目GDP成長率はマイナス6.0%。