iPad vs. キンドル 日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏

メインタイトルよりもサブタイトルの方が本書のタイトルにはふさわしい気がする。電子書籍の本。
とはいえ、先日iPhone上で読んだ電子書籍の衝撃とはまた違った切り口で、両方読んでもあまり重なる部分はない。特に90年代初めのエキスパンドブックから始まる（と言っていいんだろう）電子書籍の歴史や、ソニーの電子書籍の取り組みや貢献については本書の方が詳しい。
電子ブックで個人や社会がどう変わっていくのかという考察は「電子書籍の衝撃」の方が優れているように思えた。両方読んでおくと電子書籍のこれまでとこれからがカバーできるように思う。

iPad VS. キンドル 日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏 (ビジネスファミ通)