普天間問題

実家に戻った5月2日のニュースで鳩山首相の沖縄訪問のニュースを見たが、「抑止力」云々の話はひどかった。
この時代の首相でよかった。時代が時代なら外国から侵略されてしまうだろう。

普天間、善意による混迷 - リアリズムと防衛を学ぶ

橋本政権時にどのようにして辺野古沖案に決まったかという話も聞こえてきている。決定プロセスは公にはなっていなかったものの、それなりに筋道を立てて物事を決めてきていたように見える。

問題の解決については関係者*1がみな100パーセント納得できる解があればベストだが、現実にはそんなことは難しい。辺野古案は紆余曲折はあれ、いったんは当事者がみな納得した辺野古案を「これで決まったから」としておくべきだった。これで昨年の選挙の結果が大きく変わりえたとは思えない。
同じように民主党がリアリズムを失ってしまったのは高速道路無料化と郵政の再国有化。これも根底にあるものは同じであるように見える。

追記(5月9日)

普天間移設、5月末決着を断念 辺野古桟橋で対米交渉へ - 47NEWS
地元の方は置いておいて、辺野古沖桟橋案で米側と交渉していくということらしい。