景気ウォッチャー調査

2010年4月の景気ウォッチャー調査の結果が発表になった。
景気ウォッチャー調査(平成22年4月調査結果(抜粋))
景気ウォッチャー調査 平成22年4月調査結果

4月の現状判断DIは、前月比2.4ポイント上昇の49.8となり、5か月連続で上昇した。
家計動向関連DIは、薄型テレビの家電エコポイント対象商品の変更による3月の駆け込み需要の反動により家電の販売増は鈍化しているものの、環境対応車への購入補助・減税の効果が続いていることや、消費者の低価格志向が依然続くなかではあるが、購買意欲に回復の動きがみられること等により、上昇した。企業動向関連DIは、一部での原材料価格の上昇があるものの、受注や出荷が持ち直していること等から、上昇した。雇用関連DIは、雇用に対する企業の態度は慎重であるものの、一部での新規求人の増加等から、上昇した。
4月の先行き判断DIは、前月比2.9ポイント上昇の49.9となった。
先行き判断DIは、家計部門では、ガソリン価格の上昇に対する懸念はあるものの、子ども手当の支給、環境対応車への購入補助・減税、住宅や家電に係るエコポイント制度の効果への期待等、企業部門では、原材料価格の上昇に対する懸念はあるものの、受注増への期待等、雇用部門では、一部での求人の増加等により、上昇した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、厳しいながらも、持ち直しの動きがみられる」とまとめられる。


現状指数、先行き指数とも横ばいを示す指数50まであともう少し。