インターネット新世代

先月この本を読んでからずいぶんズルズルと2冊の新書を読み続け、ようやく今日この本を読了。
1995年の「インターネット」、1998年の「インターネットII」に続く第3部にあたる本。この間12年間もブランクがあったのはインターネットが研究対象から日常の道具となった中であまりにもいろんなことが起こって書籍の形では追いきれなかったんだとも思う。
そんな中でも著者が今この本を書いた一つの動機は、4章にある「インターネットの光と影?」に書かれていることじゃないだろか。インターネット上で何か悪いことが行われたり、何か悪いことが起こった時にインターネットが関係しているときの対応の仕方について、その原因をインターネットの存在に押し付けるのではなく、個別の犯罪や問題に対して、これまで実社会の中で問題を解決してきた方法と経験の蓄積を生かすことが必要と著者は訴えている。

インターネット新世代 (岩波新書)

インターネット新世代 (岩波新書)

インターネット (岩波新書)

インターネット (岩波新書)

インターネット2―次世代への扉 (岩波新書)

インターネット2―次世代への扉 (岩波新書)