消費者物価指数と労働力調査、職業紹介状況

2010年8月の消費者物価指数労働力調査(速報)、職業紹介状況が発表になっている。

消費者物価指数

平成17年基準 消費者物価指数 全国 平成22年8月分

総合指数は平成17年を100として99.5となり,前月比は0.3%の上昇。前年同月比は0.9%の下落となった。
生鮮食品を除く総合指数は99.1となり,前月比は0.1%の上昇。前年同月比は1.0%の下落となった。
食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は97.0となり,前月比は0.1%の上昇。前年同月比は1.5%の下落となった。

コア指数、コアコア指数は前月比わずかに増加しているが、長期的に見ると見事にトレンドを持った低下になっている。この2年間のコアコア指数の増加率は-0.1%。デフレターゲットの日銀も、世界金融危機以降ちょっとコントロールを失い気味になっているように見える。

労働力調査

労働力調査(基本集計)平成22年8月分(速報)

結果の要約

  • 8月の就業者数は6278万人と1年前に比べ18万人減少
  • 8月の完全失業者数は337万人と1年前に比べ24万人減少
  • 8月の完全失業率(季節調整値)は5.1%となり,前月に比べ0.1ポイント低下

前月比で就業者は7万人増加、失業者数は6万人増加している。ここ数ヵ月の就業者数は、だいたい6570万人くらいの水準を維持しているが、今後どうなるか。

一般職業紹介

厚生労働省:一般職業紹介状況(平成22年8月分)

【ポイント】

  • 平成22年8月の有効求人倍率は0.54倍で、前月に比べて0.01ポイント上昇。
  • 平成22年8月の新規求人倍率は0.88倍で、前月に比べて0.01ポイント上昇。

この1年くらいは有効求人倍率、新規求人倍率ともじわじわと上昇しているように見えるが。