激変! 日本古代史

著者は経済小説を書く人というイメージがあったので、こういう歴史物のルポルタージュも書くのかと興味を持って手に取った。
前半の4つの章は邪馬台国の話。以前読んだ倭人伝を読みなおすにも繋がる「邪馬台=ヤマト」で畿内説が優勢というニュアンスが強い。
その他は一章ごとに独立して初期大王の話、聖徳太子の実在性、大化の改新の真相等を扱っている。各章ともこれまでの日本史の教科書に書かれたことの真実性を疑うものではあるけれども、何か話が曖昧というか、煮え切らなさを感じた。

激変! 日本古代史 卑弥呼から平城京まで (朝日新書)

激変! 日本古代史 卑弥呼から平城京まで (朝日新書)