スマートテレビ

まだニコラス・ネグロポンテがWiredに連載を書いていて「アトムからビットへ」と言っていた頃、ネットとテレビで人間の目玉の取り合いをするんだと書いていた記憶があるが、自分に関しては完全にテレビの敗北である。
日本にいる時にも食事をする前後くらいしかテレビは見ないし、海外の生活でNHKワールドプレミアムが見られる時はTVをつけているけれど、ネットが使える方のが大事*1。4月半ばに帰国した時にApple TVを買ったけど、設定して移るのを確認しただけで、まだ使いこなすまで行ってない。
本田さんがここに書かれているように、今のところは「スマートテレビ」といっても全く心に刺さらない。ちょっと前には、3Dテレビって売っていたけど、その後どうなっているんだろう?ディスプレイを作る人とコンテンツを流す人が別々だから、どうもユーザーニーズを十分に汲み取っていないように思う。
ユーザーサイドから言えば、単純に映像コンテンツをリビングのTVで見て、続きをタブレットで自室で見て...というようなことがシームレスにできるっていうのが、やっぱり便利なことなんだけど。ある程度そのような操作性を期待してApple TVを買っている訳だけど、やっぱり見られるソフトウェアが十分じゃなくて...。
いずれにせよ、映像を映す装置としてのテレビでどうやってお金を稼ぐかを考えると、すごく難しい。

*1:でもネットで見ているものもWebサイトとかTwitterとか、圧倒的にテキストの情報だけど。