歴史の愉しみ方

最近、NHKのBS歴史館の日本史ものではほとんど準レギュラーの磯田先生。所属先の学校が変わったなあと思っていたが、東日本震災を受けて大きな地震被害が予想される浜松の大学で江戸時代以前の地震や津波の古文書を探して研究するためだったと知って志の大きさに頭が下がる思い。「忍者のことを本に書きたい」とおっしゃっていたのは、震災よりも前のことだっただろうか。
自分も歴史が好きで、一時はそちらの道に行きたいなあと思ったけれど、史料を読むというところまで行けなかったので夢でしかなかった。それもあって磯田先生は「神」だし、史料を読める方のこういう話を読んでいるのは楽しい。歴史小説を読むよりも、こういう史料をもとにしたものを読む方が好きだな。

歴史の愉しみ方 - 忍者・合戦・幕末史に学ぶ (中公新書)