統計学をまる裸にする

この週末の課題を終え、夕方に最後の3章を一気に読んで読了。この前ナミビアにいた11月末からちびちびと読み進めていたが、ずいぶん時間をかけてしまった。
この本は最近のとても優しい統計の入門書(例えば同じく山形さんの翻訳した「この世で一番おもしろい統計学」)のような本の次に読むものかもしれない。個々の統計の概念が「何をやっているのか」を説明しているものだから。特に10章以降の世論調査、回帰分析、プログラム評価などのレベルの話をこのようにまとめているものはこれまでになかったように思う。
ただ、どうしても例示がアメリカのものになるので、山形さんの言うようにたとえ話がしっくりこない人もいるかもしれない。もしかしたら、「統計学が最強の学問である[実践編]」はここまでカバーしているのかもしれない。
それから、山形さんは本書のサポートページを用意してくれているのだけど、本書の姉妹書「経済学をまる裸にする」ともどもサポートページへのリンクが切れているみたい。
統計学をまる裸にする サポートページ

統計学をまる裸にする データはもう怖くない

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