日本がわかる経済学
この本のミクロ編にあたる「思考をみがく経済学」を読んでから半年ほど経ってしまった。
経済学の知識がない人にどうやってマクロ経済に関心を持ってもらうか、飯田先生の工夫が見られる。経済政策は人々の幸福のためにあることから始まり、経済政策は成長政策、安定化政策、再分配政策からなること、割引率とインセンティブに繋がる話(この本ではアーキテクチャと言っている)*1、人口からみた日本のこれから、戦後の日本経済史。
「思考をみがく経済学」ともども、経済学に初めて触れる人が手に取るといい本だと思う。
- 作者: 飯田 泰之
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/10/31
- メディア: Kindle版
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*1:この話だけちょっと他の部分と異質なものを感じた。「思考をみがく経済学」のストーリーの方が整合的に感じる。