僕が伝えたかったこと、古川亨のパソコン秘史

ジンバブエで地方回りをしている合間に読み始め、数日で読了。

自分が記憶に残っている古川亨氏は、1990年代初めの時期で、マイクロソフト日本法人の社長で坂本龍一の活動で盛んに友人として出てきていた記憶がある*1。以前どこかで聞いたことがあったが、実は、二人がそれ以前に1971年に会っていたという話もこの本の中に書かれている。

この本は1977年に古川氏が秋葉原でバイトを始めることから、アスキーに入り、アスキーを止めてマイクロソフト日本法人の社長になる1986年くらいまでの話。自分も小学校高学年の時にPC-6001ユーザーだったので、この本に書かれている熱気はわかる。でも、当時は読んでいた雑誌はベーシックマガジンとかIOくらいで、ASCIIは書店で表紙は見ていたけれど、買うまでには至らなかった。

この本についてアスキーの社長だった西和彦氏がひどく批判している。自分も還暦になったし自伝を書くと書いているが、出版されるのだろうか。ぜひ読んでみたいと思うのだが。

*1:その頃は教授もMacからPCにシフトして、三菱電機の出した超薄型ノートパソコンのCMにでたり、ボツだったらしいがInternet Explolerの起動音を作ったりしていた(私もこのCDは持っている)。