ベン・バーナンキ 世界経済の新皇帝
2006年2月のバーナンキのFRB議長の就任にあわせて超スピードで書かれた本。グリーンスパン時代以来の金融政策からバーナンキの「インフレターゲット」の考え(バーナンキ経済学)だけを扱っている本かと思いきや、3章、4章は日銀の金融政策のあり方に関する話。
2章までは電車の中で新書を読み流す感覚で読んでいたけれど、3章はじっくり考えながら読まなければいけない感じ。ちょっと落ち着いたら、もう一度読み直してみたい。
この本が書かれた時期から比べると、日銀の「出口政策」が始まりつつあり、金利は上昇している。このタイミングでの「出口政策」の発動がどうだったのか、あとからじっくりと見直しをしてみたいところ。
- 作者: 田中秀臣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/01/20
- メディア: 単行本
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