老いはじめた中国

タイトルを見て、一人っ子政策のために今後急速に人口の高齢化が進む中国のことを書いた本かと思ったが、それだけではなくて、環境問題、経済のバブル化とその崩壊の可能性、外資優遇策の撤廃、物権法、資源外交、台湾・インド・日本との関係など、中国の「今」を扱った本。確かに人口の高齢化、環境問題、経済のバブル化(先日も書いた投資と消費のアンバランス)は中国経済のリスク要因ではあるが、経済が成熟化するために起こるであろう、よい方向への変化もあるんだろう。

老いはじめた中国 (アスキー新書 049)

老いはじめた中国 (アスキー新書 049)