WEO Update
先日エントリーしたばかりのIMFのWorld Economy Outlookのアップデートが出ている。
新しい経済成長率の予測を表にまとめるとこんな感じ。
地域・国 | 2008 | 2009 |
---|---|---|
世界全体 | 3.7 | 2.2 |
先進国 | 1.4 | -0.3 |
米国 | 1.4 | -0.7 |
欧州 | 1.2 | -0.5 |
日本 | 0.5 | -0.2 |
新興国・途上国 | 6.6 | 5.1 |
中国 | 9.7 | 8.5 |
インド | 7.8 | 6.3 |
ブラジル | 5.2 | 3.0 |
ASEAN-5 | 5.4 | 4.2 |
中東 | 6.1 | 5.3 |
やはり来年になって実体成長への影響が効いてくる。2009年は日・米・欧がそろってマイナス成長。
新興国・途上国も厳しい。中国は8%成長くらいで新たに発生する雇用を吸収できたり、社会の安定を維持するのに十分な所得増が見込めると言われているらしいので、相当厳しい水準であることは間違いない。
最後に各国が取るべきアクションについて書いてあるが、財政政策と金融政策を適切憎み合わせるべきだと言うことが書かれていると思う。まさかこちらで指摘されているように、変な方向に持っていかれることはないと思うんだけど。